NVIDIA GeForceシリーズ搭載のHDMI対応の製品では、マザーボードのオンボードオーディオ等のSPDIF信号をグラフィックボードからHDMIにパススルーし、音声の出力を行います。
従って、HDMIで音声出力を行う場合、グラフィックボードとSPIDF出力の接続、オーディオデバイスのSPDIFの有効化が必要となります。
ここでは、グラフィックボードとマザーボードのSPDIF端子との接続を、Leadtek PX9600GTとabit IX38Quad GTを例にとり説明します。
グラフィックボードとSPDIF出力端子との接続手順
1)グラフィックボードに付属のSPDIFケーブルを接続します。
2)マザーボードのマニュアルでSPDIF端子の場所とピン配列を確認します。
このマザーボードの場合は
3ピン:S/PDIF Out
4ピン:Ground
なので、この2つの端子を使用することになります。
注意
このマザーボードのように、SPDIF端子には光出力用の5Vの電源が来ているものが多数あります。
間違った端子に接続するとケーブルが燃えたり、マザーボードやグラフィックボードが損傷する可能性があります。
接続する端子は入念に確認を行って下さい。
接続が不安な場合にはオーディオデバイスのサポート(マザーボードの場合はマザーボードのサポート)にお問い合わせいただくと確実です。
3)マニュアルで確認した端子を実際に確認します。
SPDIF01がマニュアルの記載通りの位置にあります。
4)ケーブルを接続します。
別の端子に接続しないように、SPDIFとGroundを間違えないように接続します。
5)付属のDVI->HDMI変換コネクタを使用してHDMIのモニタと接続します。
これでグラフィックボード側の準備は完了です!
後はオーディオデバイスのSPDIF出力を有効にすればHDMIでの音声出力が行われます。
SPDIFを有効にする方法がわからない場合、オーディオデバイスのマニュアルをご確認いただくか、オーディオデバイスのサポート(マザーボードの場合はマザーボードのサポート)までお問い合わせ下さい。