スーパーコンピューターのパワーをワークステーションにもたらすAmpereアーキテクチャ採用のグラフィックボード
- コアアーキテクチャ:Ampere
- CUDAコア数:6,912
- Tensorコア数:432
- 映像出力端子:別途コンパニオンGPUが必要
- PCIe:PCIe 4.0 x16
- その他:NVIDIA AI Enterpriseの3年ライセンスをバンドル
型番:900-51001-2200-000
JANコード:4537694329880
製品概要
データサイエンスと解析
複雑なデータサイエンスワークフローを強化し、データの読み込みやデータ操作から機械学習や視覚化に至るまで、エンドツーエンドのデータサイエンスパイプラインを高速化します。
各ワークロードにおける最適なGPUとは
ワークステーション向けハイエンドGPUであるRTX 6000 Ada 世代とNVIDIA A800 40GB Active、この2製品がデータサイエンス、AI、HPC領域においてどちらが最適かをご紹介いたします。
●:最高の性能 ○:良好な性能 △:ワークフローに依存
製品名 | RTX 6000 Ada 世代 | A800 40GB Active | |
---|---|---|---|
DL/ML | トレーニング/チューニング < 40GB※1 |
△※1 | △※1 |
トレーニング/チューニング > 40GB※1 |
● | ×※4 | |
トレーニング/チューニング混合精度/FP16 | ○ | ● | |
トレーニング/チューニング 8-bit | ● | ○ | |
推論 FP16 | ○ | ● | |
推論 8-bit/4-bit | ● | ○ | |
FP8※3 トレーニングと推論 | ● | × | |
生成AI | LLM FP16 | ○ | ● |
LLM 8-bit/4-bit | ● | ○ | |
画像生成 | ● | ○ | |
コンピュート/HPC | FP64 | × | ● |
FP32 | ● | ○ | |
ビジュアルコンピューティング※2 | グラフィックス | ● | ○※2 |
レンダリング | ● | ○※2 | |
Omniverse | ● | × | |
その他 | NVLinkサポート | × | ✓ |
※1 40GB未満を必要とするモデルの場合、最高のパフォーマンスはデータ形式によって異なります。
※2 A800 40GB Activeには、グラフィックス表示機能用のコンパニオンGPUが必要です。 一部のアプリケーションはGPUから直接表示しないと実行できない場合があります。
※3 FP8データ形式は RTX 6000 Ada 世代でのみサポートします。
※4 NVLinkで接続された2台のA800は、NVLinkをサポートするアプリケーション、フレームワーク、ツールキットに合計80GBのGPUメモリを提供できます。
解析シミュレーションにおけるNVIDIA A800 40GB Activeの優位性
ダッソー・システムズ株式会社の電磁界シミュレーションソフトウェア「CST Studio Suite 2024」において、CPU解析、それから各種GPUを活用した解析のベンチマーク結果が以下となります。GPUメモリバンド幅が解析に与える効果は非常に大きいことがわかります。
ベンチマーク試験ご協力:株式会社エーイーティー様
GV100からの大幅な進化
NVIDIA A800 40GB Activeは、旧世代のGV100の後継品となります。演算性能の向上、マルチインスタンスGPU(MIG)対応、NVIDIA AI Enterpriseの3年ライセンスの同梱等、大幅な性能向上、機能向上がなされています。
GPU | A800 40GB Active | Quadro GV100 |
---|---|---|
GPUメモリー | 40GB HBM2 | 32GB HBM2 |
メモリーインタフェース | 5120bit | 4096bit |
メモリー帯域幅 | 1555.2GB/s | 870GB/s |
CUDAコア | 6912 | 5120 |
Tensorコア | 432 | 640 |
倍精度演算性能 | 9.7 TFLOPS | 7.4 TFLOPS |
単精度演算性能 | 19.5 TFLOPS | 14.8 TFLOPS |
ピークTensor性能 | 623.8 TFLOPS | 118.5 TFLOPS |
マルチインスタンスGPU | 最大7MIG | - |
NVIDIA NVLink | Yes | Yes |
NVLink帯域幅 | 400GB/s | 200GB/s |
システムインタフェース | PCI Express 4.0 x16 | PCI Express 3.0 x16 |
消費電力 | 240W | 250W |
サーマル | Active | Active |
フォームファクター | 4.4(H)×10.5(L) inch, デュアルスロット | 4.4(H)×10.5(L) inch, デュアルスロット |
ディスプレイ対応 | - | DP 1.4×4 |
AIトレーニングと推論
データの準備と処理、モデルの最適化とチューニング、初期段階のトレーニングなど、要求の厳しいAI開発、トレーニング、推論ワークフローに対応します。
HPC
大規模なシミュレーションを完全なFP64精度で驚異的な速度で実行し、開発タイムラインを短縮し、価値実現までの時間を短縮します。
AI開発に最適な「NVIDIA AI Enterprise 3年ライセンス」が付属
NVIDIA A800 40GB Activeには、エンタープライズセキュリティ、安定性、管理性、サポートを備えたエンドツーエンドソフトウェアプラットフォームであるNVIDIA AI Enterpriseの3年間のサブスクリプションが付属しています。NVIDIA AI Enterpriseには、実稼働対応の AIおよびデータサイエンスを迅速に開発および展開するための100以上のAIフレームワーク、ライブラリ、事前トレーニング済みモデル、ツールが含まれています。 NVIDIA A800 40GBと組み合わせることで、NVIDIA AI EnterpriseはAIの導入を簡素化し、最高のパフォーマンスでより迅速にビジネスの洞察を実現します。 NVIDIA AI Enterpriseソフトウェアサブスクリプションにアクセスして、その利点について詳しく学びましょう。
NVIDIA A800 40GB ActiveのためのコンパニオンGPU
NVIDIA A800 40GB Activeにはディスプレイポートが装備されていないため、映像出力には別途コンパニオンGPUが必要となります。認定されているコンパニオンGPUは、 NVIDIA RTX 4000 Ada 世代、NVIDIA RTX A4000、およびNVIDIA T1000となります。
製品仕様
製品名 | NVIDIA A800 40GB Active |
GPUアーキテクチャ | Ampere |
GPUメモリー | 40GB HBM2 |
メモリーインターフェース | 5,120bit |
メモリー帯域幅 | 1.5TB/s |
NVIDIA CUDAコア数 | 6,912 |
NVIDIA 第4世代 Tensorコア数 | 432 |
倍精度演算性能(TFLOPS)※1 | 9.7 |
単精度演算性能(TFLOPS)※1 | 19.5 |
Tensor性能(TFLOPS)※2 | 623.8 |
マルチインスタンスGPU | 最大7MIGインスタンス@5GB |
システムインターフェース | PCI Express 4.0 x16 |
最大消費電力 | 240W |
サーマルソリューション | アクティブ |
フォームファクター | 4.4(H)×10.5(L) inch, デュアルスロット, フルハイト |
ディスプレイコネクター | なし(別途コンパニオンGPUが必要 ※3) |
電源コネクター | PCIe CEM5 16pin×1 |
NVIDIA NVLink | 対応(2枚必要) |
型番 | 900-51001-2200-000 |
JANコード | 4537694329880 |
アスクコード | VD8543 |
発売時期 | 2023年 11月 |
※1 GPUブーストクロックに基づくピークレート
※2 新しいスパース機能を使用した効果的なFP8 teraFLOPS
※3 ディスプレイ出力機能をサポートするには、NVIDIA RTX 4000 Ada 世代、NVIDIA RTX A4000、または NVIDIA T1000のいずれかが必要です。
付属品
本製品の出荷形態はBulk梱包のみになります。
- 電源アダプター(PCIe 8pin×2 to PCIe CEM5 16pin×1)
購入・貸出のご依頼
※ 記載された製品名、社名等は各社の商標または登録商標です。
※ 仕様、外観など改良のため、予告なく変更する場合があります。
※ 製品に付属・対応する各種ソフトウェアがある場合、予告なく提供を終了することがあります。提供が終了された各種ソフトウェアについての問い合わせにはお応えできない場合がありますので予めご了承ください。
- ●NVIDIA社 概要
- NVIDIAはAIコンピューティングカンパニーです。1999年に開発したGPUが、PCゲーム市場の成長に拍車をかけ、現代のコンピューターグラフィックスを再定義し、並列コンピューティングを一変させました。最近では、世界を認知して理解できるコンピュータ、ロボット、自動運転車の脳の役割をGPUが果たすまでになり、GPUディープラーニングが最新のAI、つまりコンピューティングの新時代の火付け役となりました。
- メーカーウェブサイト:https://www.nvidia.com/
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