SQL実行とデータビジュアライゼーションをGPUで高速化するデータベース
HEAVY.AIは、ビッグデータ・アナリティクスでの計算処理のスピード高速化と拡大するビッグデータのダイレクト処理に革新をもたらします。
適用事例
テレコム業界 デジタルツインによる5Gセルタワー構築シミュレーション
現実世界のシステムを仮想的に表現したデジタルツインを構築することにより、3Dモデル内に多数の5Gセルタワーを「ドラッグ&ドロップ」するだけで、様々な分析や最適化に必要なタスクをリアルタイムに行えるようになります。
自動車業界 テレマティクス分析による新たな収益源の探索
自動車はもはや単なる交通手段ではありません。今やスマートモバイル機器として大量のテレマティックスデータを生成しています。自動車業界の収益の流れは変化しており、自動車業界でビッグデータから真の価値を引き出す鍵は、GPUパワーを引き出すHEAVY.AIアナリティクスです。
SNS情報の分析による新たなビジネス機会の発掘
日々発信されるSNSでの記事、つぶやきをリアルタイムに分析し新たなビジネスチャンスに関する動きや知見を獲得することで、事業機会の発掘を支援します。
事例集
ネットワーク信頼性分析
(テレコム業界)
ドライバー行動の分析
(運輸業界)
スマートメーター分析
(水道・ガスなど公益事業)
ネットワーク障害検知
(テレコム業界)
自動車・バス配車管理
(公共交通機関)
物流の出荷フリート管理
(船舶運輸業界)
HEAVY.AIプラットフォーム
GPUで高速化されたアナリティクスプラットフォーム
HEAVY.AIプラットフォームは、今日のビッグデータの規模、必要な処理速度、および位置データの豊富な属性表示などの課題に対してスケーラビリティとパフォーマンスの限界を克服するように設計されました。既存のツールはこれらの面で今日のビッグデータ解析用途には限界を迎えています。HEAVY.AIは、MIT起源の画期的なテクノロジーで、並外れたパフォーマンスを実現するために、GPUの大規模並列処理と従来のCPUコンピューティングを併用するように設計されています。
HEAVY.AI DBはオープンソースのSQLエンジン
このプラットフォームの基盤となるのは、世界最速のオープンソースのGPU高速分析データベースであるHEAVY.AI DBです。HEAVY.AI DBはGPUの並列処理能力を利用し、数十億行のテーブルでもSQLクエリの結果をミリ秒単位で返します。HEAVY.AI DBは、ネイティブSQLのサポート、迅速なクエリのコンパイル、クエリのベクトル化、および高度な3層メモリ管理の組み合わせにより、その高度なビッグデータ分析パフォーマンスを実現します。
HEAVY.AI Renderのサーバーサイド・ビジュアルレンダリング
HEAVY.AI Renderは、大量のポイントマップデータ、散布図、ポリゴン表示をレンダリングするために設計されたサーバーサイドエンジンです。これにより、ユーザーは複雑なビジュアライゼーションによる対話的データ探索などこれまでにないことが可能になります。地理空間の視覚化では、VegaレンダリングエンジンAPIを使用して、最大数十億のポイント、線、またはポリゴンの視覚化処理に対応できます。
HEAVY.AI Immerseでの対話的でビジュアルなアナリティクス
HEAVY.AI Immerseは、Webベースのデータ視覚化インタフェースで、HEAVY.AI DBとHEAVY.AI RenderのGPUによる高速化とレンダリング機能を活用して、比類のないビジュアルでかつ対話的な操作を実現します。HEAVY.AI Immerseは非常に直感的で使いやすく、折れ線グラフ、棒グラフ、円グラフなどの標準的なツールだけでなく、ジオポイントマップ、ジオヒートマップ、コロプレス、散布図などの複雑なデータ表現も提供します。ダッシュボードは、データと対話するときに自動的にクロスフィルタリングし、待ち時間ゼロで更新されます。
HEAVY.AIによるシステム開発
HEAVY.AIはDBアプリの高速化開発プラットフォーム
HEAVY.AIは、従来のBI、データ視覚化、およびGISツールだけでなく、カスタム分析アプリケーションを劇的に高速化することができる多用途プラットフォームです。
HEAVY.AIサーバーサイドテクノロジがHEAVY.AI Immerseで遅延ゼロ体験を実現するのと同じように、開発者やISVでもサードパーティアプリケーションを高速化するために使用できます。HEAVY.AI DBは、オープンソースのJavaScriptライブラリ、Python、Apache Thrift、およびJDBCドライバと連携して動作します。
HEAVY.AI DBオープンソースSQLエンジンは、Python 2.0インターフェース(pymapd)やJavaScriptインフラストラクチャー(mapd-connector、mapd-charting)などの他のコンポーネントと共にApache 2.0ライセンスの下で利用可能です。
HEAVY.AIによるカスタムアプリケーションの開発
アプリケーションの開発には、JavaScriptまたはJDBCドライバを介してHEAVY.AIのオープンソースSQLエンジンHEAVY.AI DBを使用して。カスタムWebアプリケーションおよびデータ視覚化アプリケーションを作成します。HEAVY.AI DBとHEAVY.AI Renderを使用してデータ視覚化アプリケーションを作成する開発者は、Highcharts、D3、React、MapBoxなどのオープンソースのデータ視覚化ライブラリを利用できます。
HEAVY.AIはHEAVY.AI DB SQLエンジン用のGitHubライブラリ、mapd-coreを保有しています。開発者は、mapd-connectorのような当社のコネクタコンポーネントを使用してSQLクエリをmapd-coreに送信し、その結果をあらゆるデータ視覚化ツールで使用することができます。HEAVY.AIは、Vegaバックエンドレンダリングエンジンを利用して、GPU上で計算された地理空間画像を大きなデータセットから生成します。開発者は単純にVegaの仕様に準拠した正しいJSONストリングを渡すと、HEAVY.AIは画像を戻します。
BIツール、GISツールの高速化
HEAVY.AI DBは、従来のシステムよりも桁違いに高速にクエリを実行することにより、さまざまなデータの視覚化ツール、BIツールおよびGISツールを高速化することができます。HEAVY.AI Renderは、大規模な地理ビジュアライゼーションをサードパーティ製のツールに提供するためにも使用できます。これにより、そのデータに簡略化などの手を加えることなく地理空間データの処理が行えます。
機械学習機能との統合
HEAVY.AI DBは、より広範なデータサイエンスおよび機械学習機能とシームレスに統合します。Python開発者は、ネイティブのPython DBAPIクライアント、JupyterLab統合、またはPandasの表現力を提供する大規模なIbisドライバを利用できます。機械学習の実践者は、HEAVY.AIのネイティブApache Arrowサポートを利用して、クエリの結果をHEAVY.AIから直接TensorflowやH2OのXGBoostなどの最適なアルゴリズムにプッシュできます。データはすべてGPUから出ることはありません。これにより、前処理、フィーチャエンジニアリング、モデリング、および予測と結果の比較を簡単かつ迅速に実行できます。
※ 記載された製品名、社名等は各社の商標または登録商標です。
※ 仕様、外観など改良のため、予告なく変更する場合があります。
※ 製品に付属・対応する各種ソフトウェアがある場合、予告なく提供を終了することがあります。提供が終了された各種ソフトウェアについての問い合わせにはお応えできない場合がありますので予めご了承ください。
- ●HEAVY.AI社 概要
- 「GPUカードの大規模な並列処理を使用してクエリを高速化する独自のクエリエンジンを作成したらどうなるか」という考えからHEAVY.AIソフトウェアの原型が誕生し、その研究はMITのコンピューターサイエンスおよび人工知能研究所(CSAIL)で、設立者で現CEOのTodd Mostakに引き継がれHEAVY.AIは誕生しました。GPUの利用は検索結果の高速グラフィック表示にも適用されています。従来のCPUベースのアーキテクチャでは処理しきれない巨大化するビッグデータ処理を様々な業界で実現しています。
- メーカーウェブサイト:https://www.heavy.ai/
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