新製品のリリース情報

FIRシャッターレス機能搭載遠赤外線カメラソリューション取り扱い開始のお知らせ

株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は、フクロウビジョン株式会社(本社:埼玉県所沢市)の遠赤外線カメラシステム(カメラデバイス、開発ライセンス、SDK等)の販売を開始いたします。本システムでは、夜間監視(害獣、工場の熱管理、河川監視等災害・防災など)を、赤外線照射なしで画像撮像することが可能になります。

一般的なCMOSセンサーでは撮像困難な環境下でも、本カメラシステムを用いることで、物体検知・認識することが可能です。本カメラデバイスで熱画像を取得し、AIアルゴリズム(Yolo-NAS等)を活用し、画像処理することで高い認識率で物体の検知が可能となります。また、省メモリで実現可能になるため、IoTエッジデバイスで完結動作させることが可能となります。

遠赤外線カメラシステムは、熱画像データを解析するため、赤外線照射する必要がなく光の照度にも影響せず、逆光・霧・暗所などでも撮像可能です。また、開発者向けにSDKを開発中で、これにより要素開発からシステム開発まで、通常の製品開発期間を大幅は短縮が可能となるとともに、リソースならびにコストの大幅削減を実現することができます。また、SDKの動作プラットフォームは、Windows環境に加えて、Linux環境にも対応します。AIアクセラレーション機能としては、CoralデバイスからJetsonまで幅広く利用可能になります。

適応市場

  • 工場内製造設備(熱管理)監視、成型設備のから打ちの時間短縮対策、搬送ロボットの24時間対応
  • 過電流によるケーブルの加熱・漏電による火災の検知、高温ガス検知の24時間監視
  • ドローンへの搭載により、夜間の災害地の監視、重要施設の夜間施設監視、送電線点検、太陽光パネル等の検査、人の検知
  • 農耕車両・建機等への実装による自動運転の補助
  • 害獣駆除サポート(識別スイッチⓇ)
  • ウェアラブル機器連携による、ハンズフリー作業での保守点検サポート(熱画像処理)
  • 相対温度による物流温度の管理補助(将来的に絶対温度への対応予定)
  • 暗視ゴーグルによる防衛・エンターテインメント市場
  • その他

夜間監視に関して、他社のカメラ機器によるソリューションでは、赤外線照射により、広域監視ができず、電気代もかなりかかっているのが現状です。弊社よりご提供するシステムでは、赤外線照射を必要とせず、広域監視かつコスト削減が可能となります。

活用事例

活用事例① 害獣対策

識別スイッチⓇによる害獣捕獲率の向上(捕獲対象害獣のみ認識し、檻を閉じる)

活用事例① 害獣対策

活用事例② 介護見守り

音声からの書類自動作成やコールセンターの対応力強化、電話を使った犯罪の抑止、動画・音声ファイルの台詞による検索・自動分割・編集、ChatGPTを活用したアバターとのコミュニケーションにおける音声入力といった、様々な応用例が考えられます。

活用事例② 介護見守り

活用事例③ 河川監視

24時間河川監視(夜間であってもライト不要)

活用事例③ 河川監視

その他の活用事例については弊社までお問合せください。

暗レコ-ファミリーとは

フクロウビジョン株式会社の独自シャッターレス技術(特許番号7143558号赤外線撮像装置及びそれに用いられるプログラム)を搭載した製品で、レンズへの依存性が無く、簡易校正システムを使用することで、校正作業の短時間化(校正作業回数1回で完了)により、費用削減につながります。下記に主要製品構成説明を記載します。

  1. シャッターレス遠赤外線カメラ 
  2. 解像度QQVGA(160×120)、QVGA(320×240)、VGA(640×480)、SXGA(1280×1024)と、PCでカメラ用SDKをサポートします。
  3. 上記解像度対応のカメラを使用した組み込み型システム(シングルボードコンピューター、AIアクセラレータ、通信モジュール等)を提供します。
  4. 組み込み型システムのSDKでは、シャッターレス機能、ディープラーニングや体位解析をサポートします。

暗レコ-ファミリー構成

暗レコ-ファミリー構成

製品の詳細について

製品の詳細については下記ページをご覧下さい。

※ 価格や納期については弊社までお問い合わせください。

※ 9月13日(水)より開催される「第2回 スマート工場 EXPO [秋]」の弊社ブース(ブース番号:12-34)にて、本製品の展示を行います。

●フクロウビジョン株式会社 概要
自動車の自動制御では昼夜を問わずあらゆる天候下での視界の確保が最重要の課題となっています。また、農機・建機の自動制御では天候下での視界に加え粉塵での視界確保も課題となります。人間の眼に代わるマシンビジョンを遠赤外線カメラとディープラーニングとの組み合わせにより歩行者や動物の検知する能力の飛躍向上を進めています。
遠赤外線のセンサー能力は重要な要素であり、その技術を応用して新たなマーケットを開拓してまいります。(暗視カメラ技術及びAI技術の開発及びライセンス等)
メーカーウェブサイト:https://fukurovision.co.jp/
●本記事に関するお問い合わせ先・資料請求先
担当:森山 栄作
Webからのお問い合わせはこちら
TEL:03-5215-5653、FAX:03-5215-5651
住所:東京都千代田区九段南4-8-21 山脇ビル11階