デジアナ変換サービスも終了間近! この1台で簡単に地デジ化!
リビングのテレビは、地デジ対応モデルに買い換えたものの、自室や寝室で使うテレビまでは切り替えが済んでいないという人は多いはず。また、今使っているアナログテレビを使い続けたい、というニーズもあるだろう。そこでおススメなのが、AVerMedia TECHNOLOGIESの地デジチューナー「AVT-A285」だ。UHFアンテナ経由で受信した地デジ放送信号をアナログテレビ用に変換し、映像をテレビに出力できるもの。この機器を使えば、今あるアナログテレビで地デジを楽しめるようになる。
AVT-A285の製品パッケージサイズは、書籍の辞書ほど。購入後、かばんに入れて持って帰れる。 |
AVT-A285の付属品。リモコン、リモコン用単4電池、ACアダプター、縦置き用スタンド、miniB-CASカード、アンテナケーブル(RFケーブル)、日本語の取扱説明書が付属する。 |
AVT-A285本体。プラスチック製で140gと軽い。外形寸法は幅117×奥行き107×高さ23mmとコンパクト。横置き用に、底面にはゴム足がある。 |
AVT-A285の背面。端子は左からアンテナ入力、TV出力、miniB-CASカードスロット、ACアダプターとなる。 |
付属のスタンドを使って縦置きも可能。スタンドは、足の幅が広く安定感がある。 |
接続は簡単! テレビにアンテナケーブルを挿し込むだけ
AVT-A285の最大の強みが、アンテナで受信したテレビ信号を扱うRF端子で入力し、RF端子で出力できること。一般的な外付け地デジチューナーは、RF端子で入力して黄、赤、白のコンポジット端子で出力する。コンポジット端子は、ケーブルを何本も接続しなくてはならない。既にゲーム機などを接続していてテレビのコンポジット端子に空きがない場合は、用途ごとにいちいち接続し直さなくてはならず面倒だ。中には高解像度をうたうD端子で映像を出力できる地デジチューナーもある。しかし、古いテレビや小型のテレビでD端子を備えたモデルは少ない。
AVT-A285なら、テレビとの接続はアンテナケーブル一本のみ。接続方法もケーブルをRF端子に挿し込むだけと至って簡単だ。RF端子は、古いテレビや小型のテレビも備えているので、問題なく使える。
AVT-A285のセッティングは簡単。まず、miniB-CASカードを背面のスロットに挿す。奥まで挿し込むとカチッと音がしてロックされる。 |
壁から伸びるアンテナケーブルをAVT-A285の「アンテナ入力」と書かれたRF端子に接続する。元々テレビにつないでいたケーブルだ。 |
付属するアンテナケーブルは、一方のコネクターをAVT-A285の「TV出力」と書かれたRF端子に、もう片方はテレビのRF端子に接続する。 |
押しやすいリモコンが付属、切り替えレスポンスも良好
視聴するには、AVT-A285とアナログテレビの電源を入れ、テレビのチャンネルを「1ch」に切り替える。AVT-A285が映像をアナログテレビ用の1chと同じ周波数で出力するためだ。初回視聴時は、地デジのチャンネル登録が必要。使う地域を選ぶと自動で受信状況を確認、チャンネルを設定する。受信状況の確認に数分程度時間がかかるものの、一度登録すれば2回目以降は不要だ。
初期設定やチャンネルの切り替えなど、AVT-A285の操作は付属のリモコンで行う。リモコンは、ボタンの数を最小限に絞っているため、迷わず使える。チャンネル設定が終わったら、リモコンの数字ボタンか、左下にある上下ボタンを押すとAVT-A285のチャンネルが切り替わる。レスポンスは良く、地デジ対応のテレビを見ているように使える。
リモコンの大きさは、実測で長さ145mm、厚みは20mm。コンパクトながらも小さすぎず、手に馴染みやすいサイズだ。 |
ボタンは大きく、適度なクリック感がある。配列が自然なため、数回使っただけで目視せずに操作できるようになった。 |
初回接続時に、受信するチャンネルとリモコンキー割り当ての設定を行う。最初に地域を選ぶ。 |
AVT-A285が、チャンネルごとに信号の強さを計測する。スキャンが終わると、受信可能な放送局の一覧とリモコンキーへの割り当て確認画面を表示する。「決定」キーを押して「戻る」を押すと設定は完了だ。 |
番組表に対応、チャンネル切り替えや視聴予約もできる
便利な電子番組表(EPG)に対応しているのも大きなポイント。リモコンの右下にある「番組表」を押すと、視聴中のチャンネルの番組表が表示される。番組表のカーソルはリモコン上部の上下左右キーで動かす。ほかのチャンネルの番組を確認したい場合は、左右キーで変更する。カーソルを移動すると、タイトルやメニューが黄色になるため、分かりやすい。見たい番組にカーソルを合わせて「決定」キーを押すと、チャンネルが切り替わる。
予約視聴も可能だ。番組名を選択したら、数字の「10」キーを押すと、予約を確認するサブメニューが現れる。ここで「決定」を押せばよい。
AVT-A285は、受信できる放送波を地上デジタルのみにしたり、映像出力をRF端子に限定したりと、機能を絞り込んでいる。まだきれいに映るアナログテレビが使えなくなるのはもったいない。AVT-A285を使って、手軽に地デジを楽しもう。
リモコンの「番組表」ボタンを押すと、電子番組表(EPG)が開く。見たい番組を選び「決定」キーを押すと、チャンネルが切り替わる。 |
電子番組表で気になる番組があったら「番組説明」キーを押そう。番組の詳細が表示され、内容を確認できる。視聴予約はこの画面からも可能。「10」キーを押せば、予約確認メニューが表示される。 |
(文・写真=SPOOL)
※ 本記事は執筆時の情報に基づいており、販売が既に終了している製品や、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。
- ●AVerMedia TECHNOLOGIES社 概要
- AVerMedia TECHNOLOGIES社は、台湾に本社を構える、マルチメディアTVチューナー製品を中心に事業展開しております。現在世界75各国に商品を展開している、グローバル企業であります。技術、品質を重視した、技術集団のもと、顧客第一を実践しております。自社で設計、製造、品質管理を徹底し、"AVer"ブランドのほかに、各OEM/ODMパートナーにも高い評価をいただいております。
- メーカーウェブサイト:http://www.avermedia.com/