店舗のライブビューに高性能なSynology Surveillance Stationが最適だった
株式会社NKインターナショナルでは、道内外18箇所の拠点に31台のIPカメラを設置し、全てを本社にてライブビューでの閲覧を可能としている。実はこれらのIPカメラの目的は防犯ではなく店舗と本社を繋ぐための「どこでもドア」を目指したもので、店舗の動きを問題も含めてリアルタイムに繋げてくれる必要から生まれました。
遠くの店舗で今実際に何が起こっているのか?本社に居ながら共有・共感し、必要とあればコミュニケーションツールとして活用するべく、Synology Surveillance Stationがその中核となって活動してます。
Synologyを選んだ理由について、代表取締役 木田社長と、システムインテグレータとなった株式会社曽我の鈴木ディレクターに機器選定から目的、構築から運用までのお話を伺いました。
決め手はライブビューがぬるぬると動いて臨場感が良かったから
「最初の目標と言うのは監視では無かったんです」木田社長は当時を振り返って静かに話始めた。
「遠く離れた店舗の管理では様々な問題が発生します、特にアルバイトや若いスタッフの管理は現場でも大変なものですが、特に規模が大きくなってくるとエリアのケアには色々と難しい。本社と店舗の間に「どこでもドア」があって、何かあったら本社の管理者がそこを開ける、と言う仕組みを作りたかったんです。」
もちろん、ここで言う「どこでもドア」は比喩であって、本物を作ろうとした訳ではないが、木田社長は本社管理者が、いかに遠く離れた店舗とリアルタイムに問題を共有し、何かあっても本社側から対応出来る体制を求めた訳です。
「実は監視カメラと言うのは録画用に既にありました。」しかし、今回欲しかった「どこでもドア」には臨場感が足りなかったと言います。具体的には各社のライブビュー映像を確認してみたが、他社ではガクガクで全く店舗を感じる事が出来なかった。しかし、Synology Surveillance Stationの場合は、ライブビュー映像が多面表示でもぬるぬると動き、店舗スタッフやお客様の動きを強く感じる事が出来ました。専門用語で言う所のFPS(Frames per Second)が高いと言う事ですが、店舗の状態をリアルタイムに確認する為には他社には無い臨場感を実現させてくれました。
Synology Surveillnace Stationは単なる録画カメラではない
Synology Surveillance Station導入以前に、実は録画用の監視カメラがありました。
でも、その録画装置の方にライブ映像を表示するという機能がなく、ライブ映像で確認となると、その端末ホストから直接カメラの映像を引っ張って来るアプリで表示するしかなかったんです。それが9画面で1秒2コマとかでしか動かすことが出来ないという状況で、ライブ映像専用装置として選定を実施しました。
そして株式会社曽我様が持って来たSynology Surveillance Stationはライブ映像が素晴らしく、かつ録画も可能と言う事だったので、結局録画とライブ両方やろうと言う事になりました。録画データの方は、実はタイムレコーダーの押し忘れなんかの対応で、人事の方で使っていたのですが、その辺もSynology Surveillance Stationのタイムライン機能を使う事で移行したら簡単に出来るようになってしまいました。今までだと、例えば誰々がタイムレコーダーを押し忘れたとなると、全部の録画データを引っ張り出して何時何分くらいの時なのか、と専門職のように探しだすのですが、Synology Surveillance Stationのタイムラインを使う事で、女性スタッフがマウスで自由に、操作感も良く簡単に出来るようになりました。
遠隔地でも対応できる、店舗スタッフが安心できる仕組み作りへ
根底にあるのは、本社から店舗への「どこでもドア」を作りたかった気持ち。それはスタッフへの安心感を、何かあってもこちらから対応出来るから、と言う安心感を与える事ですね。
ショップを持っていて、同じ拠点に近いドミナントを組んでいきたい方は多いと思いますが、コミュニケーションの問題と言うのがどうしても出てしまう。そこの店舗に誰がいるのかと言ったスタッフのコミュニケーションが意外にも余りなかったりしますし、実は顔も知らないとか、名前も知らないってことが結構起きてしまいますね。
でも、我々は離れているけど、各店舗の子たちについては毎日顔を見てコミュニケーションが取れているので、誰がどんな性格かと言った事までわかっています。
NKインターナショナル本社のTVウォールでは、全ての店舗のリアルタイムの映像が常に映し出されており、誰もが参照可能な状態となっている
店舗でのトラブル発生時には、ライブビューを見ながらインカムで本社から指示をします。スタッフもベテランばかりでは無く、アルバイトや新人もおりますから、何かあった時には本社から迅速な対応をしてくれると言う事で喜んでいますよ。
店舗スタッフには、いわゆる監視カメラとして仕事や振る舞いを監視されている、と言ったネガティブな感情はありません。これはコミュニケーションツールであり、本社が黒子としてヘルプするための仕組みである事を良く理解して貰っています。
連絡や教育にも使ってますし、普段からコミュニケーションが取れてますから、出張する機会が非常に減りました。今ではほとんどありません。
Synology RS3617xs+ 2台をコアとして、VPNに接続されたカメラで構成されるライブビュー、TVウォールには、VS360HDを使用し高速ライブビューを実現
やりたかった仕組みが出来た、まだ完全じゃないけど満足度は高い
「監視カメラじゃなくて、管理カメラと言いたいですね、こう言った使い方は。」木田社長はそう言って、自身の作りたかった仕組み作りと、その実現としてSynology Surveillance Stationの役割について、これからももっと良いものを実現していって欲しい、大変満足していると言う事で話を締めて頂いた。
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Synology製品情報を見る- ●株式会社NKインターナショナル 概要
- NK GROUPは、ドコモショップやソフトバンクを運営する「NKインターナショナル」のほかに、飲食店を運営する「NKアース」、IT事業を手掛ける「エイブルコンピュータ技研」があります。信用されるサービスを提供すること、信頼される組織であること、その結果、己の自信となりより良いサービスを提案すること、NK GROUPはこの3つの「信」を経営方針としています。
- ウェブサイト:http://nkinter.co.jp/
- ●Synology社 概要
- Synology(シノロジー)社は、2000年に設立し、性能と信頼性に優れ、環境にやさしいNASサーバーを開発しており、幅広い製品ラインナップを取り揃えております。手軽で効果の高いソリューションと、信頼できるカスタマーサービスを通じて、すべてのユーザーに多用な選択肢を提供しています。
- メーカーウェブサイト:http://www.synology.jp/
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